北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

曇りのち小雨 13℃

テント場近くにシラネアオイ、キヌガサソウ、サンカヨウの咲く誰も知らない秘密の場所があります。
梅雨時の今がちょうど見ごろなので今朝下山する日堂チームと麻子さんチームを誘って、ひかるさんが付き添い、見に行きます。
一時間以上しても帰らず、迷っているのか、、、と思いの外、あまりの多さと見事さについつい時のたつのを忘れてしまったとか、、。
それ程喜んでもらえ私も嬉しくなります。ただ、あまり多くの人々に知られても困る、、、というところです。
そして8時過ぎ2チームは満ち足りた表情で下山しました。
きっと七倉尾根の大山レンゲにも会えたことでしょう。

伊那の大工の田中さんが小屋開きのとき約束してくれた棚材を担いでのぼってきました。
「やー、松下さんのアコ演奏をゆんべ聞きたかったけど、どうしても登ってこられんで残念だったよ。今会えて良かった!良かった!。」
と少し雨に濡れたリュックと棚材を背負子から下ろして握手しています。田中さんは昨年の今頃も長いすを背負って七倉から来てくださった方です。
約束し、必ず実行する。当たり前のことですがなかなかできないことです。「職人さん」として今日まで培ってきた人生を目の前に見る思いです。
お茶一杯を「あーうまい。」と言って飲みすぐに作業に取り掛かります。丁度松下さんという背の高い手番さんも居てくれ、作業は一時間ほどで終了しました。
トイレットペーパー用棚と厨房入り口の棚がきっちりと新しく使いやすくなりました。
昼用に準備したカレーライスを食べてもらい、田中さんは「次は7月24日の道しるべの会の草刈に来ます。」といって帰られました。
松下さんは少し後一時半降り出した雨の中を下山しました。次の演奏会はお盆頃と言ってサーッと帰りました。彼の持ち味を何と表現したらいいのでしょうか?
「ぶらないテレ屋?」そのうち長ーいシルクハットのあしながおじさんとして出現するかもしれません。


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