8月31日* 寿子の日記
船窪日記が始まって以来、今シーズン程 私の頭を休ませてくれた年はなかった。というのも、ときちゃんが毎日 写真付きでブログ更新してくれているに他ならない。
とは言っても 私の文がしばらく載らないと、「どうかしたのでは?」という下界の方からの問い合わせもあるとか…
今日は念願叶ってシーズン初の下山となった…
というのも 8月の下山前にお父さんが下山したお父さんが どうも調子が悪いそう。
「9月6日はどうしても留守にしなければいけないので、休養がてらお母さんも下山してほしい」と息子夫婦からメールがくる。31日にヘリの荷上げが無事に済んでから下山しようと決めた。早朝からヘリコプターを待つ。夜明けからすべての山が見えていたのに、7時をすぎると どんどん ガスがわき、あっという間に不動沢を飲み込んでしまう…7時半にヘリの爆音が近くまできたのにも関わらず、音は遠のいていった。
小屋の周りはスッポリとあいてるのに、下界との境界は見通せないとのこと…1時間程待ったが、飛ぶ気配なく中止の連絡がくる。そして、わたしは下山を決意。荷物を見ることなく七倉尾根を下る。
そして栂池の我が家へ。
孫たちの顔を見るのは久しい。2ヵ月の間にすっかり大人気ている…
そして、お父さんの検査入院の手当て、自宅まわりの草刈り、新盆の兄の墓参りなどなどあわただしく8日間が過ぎ去った。台風もさり、31日に中止になった荷上げは ようやく 9月7日に決行予定!
すごいピリカンだったら、私も荷物のあと、ヘリで小屋に帰れそう!
お父さんは以前いつもヘリで運んでもらっていたけど、私は一回だけ。 今回そのチャンスが巡ってきたんだと ルンルンで寝床に…
そちて7日はほんとに久しぶりの快晴となる。中村君と織田さんと共に東沢ヘリポートへ。すでに我が荷物は天空に飛び上がっていた。2乗がおわり、3乗目はいよいよ私の番。ところがところが、赤城ヘリコプター・長老機長きっての薬師寺氏自ら、私のもとへこられ「今日の上空は風が強く、人送はお許し願いたし」と機体と風向きの関係を地上絵を書いてしっかり説明してくださった。そして私と一緒に乗るはずだった生物ベーコンと新鮮食品料30キロあまりは、登山道を同行することに。
中村君の背にしょわれ…!
私の足は意外と快調。1時に小屋到着となったのでした。もどりました。お客様、小屋番さん・留守中ありがとう!
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