北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

オトキさん縦走日記・3 日目白 馬山荘!

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翌朝、3日目、朝日を見て、ガスで見えなかった
五竜岳を見上げる。
かっこいいなぁ〜!
なるみさんと別れ、いざ出発!
が、雨。そして強い風…「こ、こんな日に不帰の嶮!」名前でびびらされたが、確かに稜線の強風にはびびったけど、すれ違ったご夫婦に「頑張ってね!」と肩をばしっと叩いてもらったり若い男性二人や数名の登山者の方々と、「お互いがんばりましょーっ」っと話をしたら「よーっし!行ってやる〜」と気合いが入り、一歩一歩ゆっくり慎重に進む。
ほんとに寒くて手がかじかむ。雨具から雨が吹き込んでティーシャツは濡れ、体温はさがり、あごがガクガクなるほど震えて、そんなに急でない登りでも、息があがってるわけでもないのに、息を吐く度に「はぁーっ!!はぁーっ!」と声になって出てくる。
3日目は山の険しさ、怖さを知る。
「冬山なんてもっとこわいんだろうな〜」と思いながら
雨が顔につきささるような中、お弁当を食べて、先へ進み 無事に天狗山荘に到着。
ちょうど12時あたりだった。ここまできたら行ってやる!と白馬山荘へ向かって歩き出す。ここからが本当に長く感じ、必ず通ってきたピークでしたが、
杓子はくじけ、巻き道でショートカット。
最後、緑のロープがきちんとはられている道を歩いていて、小屋が近いのは確か。「いつ小屋あるん〜」と嘆きながら上がる。ガスで真っ白で先が見えない中に、気づけばうっすら建物が見えてきた!「つ、ついた〜!」受け付けに小屋へ入る。手がかじかみ 震えて上手く書けずとんでもない字に。住所書いたけど「ティーキョウトォ、ムァツィダスィ(東京都町田市)」みたいな感じの字に(笑)
ついに来た〜!
山のうえで生ビール!しかもケーキ!組み合わせは変だったが、道中出会ったひろちゃんとレストランで会い、「おつかれ〜!」と生ビール半分個。
部屋で一緒だった阿部さんにもまたまた営業トークをし
翌朝船窪小屋にきてくださいねーっと言って別れる。白馬岳頂上で携帯で写真とろうとしたら、なんと壊れた〜 たぶんあの雨だ…ズーーーんとなったが
しっかり目で見ておこうと30分くらいそこにいた。
見渡す山々。ここからの眺めも最高〜!
ほんとに最高でした。縦走。いろんな天気で歩いたからこそおもしろみや発見があった。
山はずっと立ってる。時には崩れることもある、またそこからはじまる。天気で強い風に吹き付けられたり
雨に打たれたり。山は自然そのもので全てだなぁ〜。そんな山を歩ける健全な体に、生んでくれた両親に感謝した。たくさん歩いて自分のことをすごく感じた。どんどんなにかが剥がれ落ち、クリアな考えになってくる。
最高の経験だった。

山も人生も、
一歩一歩踏み出し続ければ何か大変な道や出来事が待ち構えていても、気づけば乗り越えていて、必ずたどり着くとこがあるんだな!
縦走してきてほんとーぅによかった!!

そして船窪小屋以外の小屋へ泊まってみて
それぞれの良さを感じて楽しめた。

いろんな小屋があるんだな。

あるってみて
思ったこと。
「お疲れなさい」
「頑張りましたね〜!」と言われると
スーっと力が抜けて安心する。

船窪小屋でお客様がいらした時鐘をならし、お茶を差し上げてますが、

長い道のりを
自分の力で歩き付いた岳人の人!として

気持ちを込めてしっかり迎えてあげたいっ と思いました。
歩いてみて感じたこと勉強したことの多くに感謝。

4日目は栂池に下り
ベルグハウスで温泉に入り休み

翌朝8日に船窪小屋へ。
なにわともあれ
この七倉尾根が一番こたえた〜!ヒー!

道中、顔馴染みの鈴木さんたちにあったり

去年もきてくれた清水さんや、軽部さん。ご夫婦のはたさんたちと話してなんかホッする

登る
登る
のぼ〜る

帰ったら 久々の小屋で、なんとなく
なつかしい(たった4日で)。
やっぱりご飯は
船窪小屋が一番おいしい!

お父さんがどうだったた と聞いてくれて
「よくやったよくやった」とほっほっほ
大したもんだと笑ってて言ってくれて
なによりも嬉しかった
よーし!次は穂高方面まで縦走で行くど〜っ!今シーズンは無理かな

山歩きって最高!!


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“オトキさん縦走日記・3 日目白 馬山荘!”に対するコメントが1つあります。

  1. ぢん さんのコメント:

    こんにちわ。
    大雨の不帰の嶮ですれ違った「若い?(^_^;)男性2人」の後ろにいた方です。
    さらに後ろのご夫婦も小屋で一緒で、唐松でも大丈夫やったかなぁ、と
    話してましたヨ。でも、、あれから白馬山荘???すごい!
    大変な縦走お疲れさまでした。
    また山でお会いした時は宜しくお願いします(^o^)/

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