8月2日15度 曇りのち小雨 時々晴れ
夕方、お父さんがアルバイトの娘さんをともなって帰って来ました、
「あーくたびれたあ」と以外に早い到着です。リュックは空っぽの状態です。
アルバイトの田辺さんは40日h殿小屋番予定です。
長身でスラリとした体型。15kgの荷物を担いできました。言葉使いもさわやかで性格のよさを感じさせてくれます。ペンパさんは若い女性の到着に嬉しそうです。
そして今日は、私やお父さん、船窪小屋にとって歴史的とも言うべき品物が、福岡の沢田さん夫妻により寄贈されたのです。
沢田さんは45年ほど前、昔の船窪小屋へ宿泊された方で、以来船窪小屋のファンになられた方です。
4年前に奥様と登ってこられ、そのときは奥様の手作りの陶器の山靴を持ってきてくださいました。余りの可愛さに感動したのですが、今回はというと、何と、直径25cm、高さ40cmもある大きな冬季の行灯を背負って来られたのです。デザインは依然差し上げた船窪バンダナの中にある古い小屋とコマクサ、ランプをモチーフにされ、中に灯を入れると、光が浮き出され、なんとも言いがたい温もりを感じさせてくれます。
現在囲炉裏に鎮座する南部鉄瓶、五徳とともに新しい船窪小屋の宝物が又一つ増えました。囲炉裏部屋の一隅に灯りを夜ごと照らしています。次に来られます時は皆さん楽しみにおいでくださいませ。
沢田ご夫妻は友人と3名で次の早朝、快晴の朝日を浴びて、今夜の宿泊所、大沢小屋へ向かって出発されました。再来を待ちつつ、鐘の音で見送らせてもらいました。
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