寒い朝は
昨日休暇を使った縦走から戻った里実です。今回は荒天の中いささか厳しい山歩きとなりましたが、そんな状況を上回る程のたくさんの出会いと経験を得ました。また後日、お話できればと思ってます☆さて、今日は今シーズン一番ではないかと思える寒い朝を迎えました。吐く息も白く、早めにご到着のお客様も寒そう。こんな時は、囲炉裏の出番です。普段、囲炉裏の火の番はお父さんですが、只今お父さんは下山中。ならば今日は私がやってみようかなぁ！と張り切ったものの、案の定トホホな結果に…。お母さんが見かねて助け舟を出してくれました。なるほどなるほど…みるみる火を熾すお母さん。さすがです！そのうち外から薄日が差し、部屋に届いた光の帯が、囲炉裏の煙を透かして何とも言えない良い雰囲気になりました。ラジオからはクラシック音楽。小屋に流れる、懐かしく静かな一時でした。
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烏帽子・水晶・奥黒部の各小屋で同宿し、またルートも同じで、抜きつ抜かれつした、はつらつとした単独行のお嬢さんが里美さんだったようですね。
昨年夏、蓮華岳でコマクサ観察中に、多くの方（特に女性が多い）が船窪小屋をめざしていることに驚き、時々このＨＰを覗いていました。里美さんとのお話の節々で、オーナご夫妻への敬愛と小屋の楽しさを感じ、一層この小屋を訪れたいとの気持ちが募っています。
晴れ男の私が、荒れ模様で、濡れ鼠となる最悪縦走を経験することとなり、いつもなら落ち込む筈でしたが、里美さんとのバトルと出会いで楽しい山行の思い出となりました。
私よりも更に一日長い山行から無事お戻りになり、囲炉裏の火越しに奮闘中とのこと、安堵しております。
船窪小屋を訪れた際には、ぜひ晴天のもとで、さわやかな笑顔にお会いできることを楽しみにしております。