鍋を背負って。
ただいま帰りました。下界でお風呂に浸かり、映画なんぞも見てきまして、しばし休暇を楽しませていただきました。台風前に上がらねばと今年、二度目の七倉尾根。今回は圧力鍋を背負って。
あれは去年、秋頃だったでしょうか十数年使っていたという圧力鍋の重りが吹っ飛び、それは大騒ぎ。修理を試みたものの、修復不可能…
小屋明けて、再びその圧力鍋が登場。これってもう使えなかったような…
試しにやってみよ。とお母さん。ひょっとして治っていたりして…。いえ、そんなわけは…。再度、重りが吹っ飛ぶ寸前でした。
さて、圧力鍋をはじめ嗜好品などもザックに詰め込んで、なかなかの重さになりました。ややスピードアップ気味に気合いのスタート。なんとか快調に癒やしのベンチ。
一歩一歩黙々登ります。次第に足は重くなりますが、岩小屋をすぎ森の中で一休み。今シーズン設置された10分の○を示すこの看板。これを見て、もう!と思うか、まだ…と思うか。ますます足は重くなりますが、鼻をつけながらハシゴを登ります。雨が降り出し、ようやく天狗の庭。ほっとする場所です。もうひとがんばり、お花畑をすぎ、ライチョウのお出迎えを受け、お昼頃、お父さん、お母さんの待つ小屋に到着〜。
さて、いろいろリュックから出しますが新入りの圧力鍋が注目の的です。お母さんが嬉しそうに説明書を眺めています。
ところが、蓋が開かない…。どう頑張っても。いや実は中に買い物した食品類入れちゃって引っかかってるのかも。
。しまったなあ…
また、下ろさねばならぬのか??
困り果てて、お客様相談室へ。
その丁寧で的確な指示に感心。言われるままに菜箸で赤いポッチを押しながら蓋を回転させると、すっと開きました〜!
そう、高度が上がって食品の袋がパンパン。入れすぎだよとお母さん。ホッホッホとお父さん。
事件は解決。無事に新品の圧力鍋を使える運びとなりました。今後の君の活躍に期待するよ!
今日は初心に帰りまして荷を背負い、ここにたどり尽きました。時に自分と戦いつつ。時に様々な思いをもって登ってこられるお客様の立場に立ちつつ…。
いよいよ夏本番。
皆さま、お待ちしております。
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