9月14日(月)晴 6度
快晴の朝、気温は6度を下まわり、外のベンチには雪かと思うほどの白い霜が下り積もっています。今年は台風とかの風雨が無く、木々の葉も痛みが少ないので効用が美しいと思います。岳樺の葉の先々が少しずつ黄葉しはじめ、ナナカマドの実は真っ赤となり、葉も色づき始めました。
寒い朝です。若しかしたら昨年より早く美しい紅葉が見られそうな雰囲気です。今日はアルバイトの野村さん、布団干しが終わってから松下さんと共に下山しました。大阪に住む彼氏から仕事が入っているので帰って欲しいとの連絡があったのです。彼女には特技とする整体師(タイ式マッサージ)の技術があり、私も時々施術の恩恵を受けていたのです。「お母さん、私又きっと来ます。この小屋が大好きですから・・・」と言って、大きな瞳に涙を一杯ためて、私の手を握ります。思わず抱擁し、「ほんとに来てね、待ってるからね」と。柴野さんも堪えられず声を出して泣き、別れを惜しんでいます。鐘を鳴らし、去り行く2人をいつまでも見送らせていただきました。
「シンプルな生活をしてみたい」と言って応募してきた「のり子」さんです。大阪に帰って大都会の雑踏や忙しい生活に疲れたら又この小屋へ戻ってくればいい、と私は思っています。
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