 こんにちは 船窪小屋の松澤です。
6月の梅雨は空つゆのようで毎日が気温20℃前後。とても気持ちよい日々が続きました。おかげ様で、春先のチャンメロ(ふきのとう)から始まり、わらび、ぜんまい、うど、ふき、筍と山菜をいっぱい採ることができました。
すべてびん摘めにしましたので小屋の食卓があざみの他、里の山菜で賑わうことでしょう。
南米から帰国後、体調を崩していました 美代ちゃんが少しづつ回復してきましたので『海の日』前には小屋入り可能となって参りました。
「今年は無理です」という手紙に血の気が引く想いで慌ててしまいましたが、宗洋・寿子、共に胸をなで下ろしています。今年も囲炉裏端で時々はチャランゴを弾いてくれることでしょう。
さて、船窪小屋の今シーズンの荷上げは6月30日〜7月1日に葛温泉ヘリポートより上げることになりました。ガスボンベを始め、ビール、米、味噌、炭、灯油等々日持ちする食料と当分の間の生鮮食品、日用雑貨等です。
寿子は一日前に小屋入りして荷物の受け入れ準備をし、ヘリを待っています。
7月1日は今シーズンの小屋開けを祝して祝宴となります。在庫となっている飲み物等全部(昨年小屋閉めで処分できなかった分)と、もちろん新品をプラスしておおいにやってもらいます。
昨年松澤家に嫁いだ優子も小屋開けには夫・宗志と共に登ります。楽しみにして下さい!
<船窪小屋は、今年開設50周年>
船窪小屋は、寿子の父(故福島宗一郎)が庵の頃から登山者を一人、二人と泊め始め、その頃から数え今年で50年になります。
50年という節目の年を、船窪小屋にお泊りいただく登山者の皆様にご理解いただきながら祝っていただけたらと、それなりの行事を予定しました。
昨年までとは少し違った雰囲気が小屋の中に漂っているかもしれません。 どうぞ、少し期待しておいでください。
まあ、50周年と申しましても特別大がかりなことができるわけでもありませんが、夕食後に小屋の囲炉裏端で祝杯をあげていただければ二人とも大満足ですし、小屋のスタッフ美代ちゃんのほか、時々来てくれる寺ちゃんや友人たちと和やかに話をしていただければと思います。

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美代ちゃんとその仲間たちによる『フォルクローレの夕べ』
昨シーズン、美代ちゃんが囲炉裏端でチャランゴ演奏をお聞かせいたしましたが、彼女は更に腕に磨きをかけるため、南米ボリビアへ修行に行き、先月帰って参りました。
メンバーは皆20〜30代の若者で、仕事をもちながらホルクローレを楽しく演奏している彼らですので未だ確実な日程は決まっていませんが、彼らが演奏している当日にお泊りいただいたお客様は、幸運な方だと思ってくださいね。
彼らの演奏は一流で、世界レベルと聞いています。何しろ、不動沢や七倉沢、針の木谷に住む鷹やフクロウ、くま、カモシカ、
ヘビ等、あらゆる鳥や動物たちがうっとりして、小屋を遠巻きに聞き惚れているくらいですからね・・・。 |
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加藤氏版画展 |
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松澤写真展 |
<夕食メニュー>
他に船窪小屋に泊まったら今までのメニューの他にこんなものがたべたいなあ、と思われる料理がありましたら、ご連絡ください。
50周年の新メニューとして今後の食卓にのせられるよう、努力したいと思いますし、私なら必ず叶えてあげる自信はありますよ!・・・・フフっ。。(宗洋の笑)
もし、宿泊される方々の中に、笛や太鼓他の楽器を演奏される方が居られましたら実演なさってください。ただし!・・・夜は8時消灯を守ってね〜。
それと、船窪小屋周辺の高山植物の写真等ありましたら7月15日までに送ってくだされば、展示させてもらいます。今までに送ってもらいました写真は小屋に飾らせてもらいます。

今シーズンと今後の予定のメインとしまして、コース整備を少しづつ進めていきます。
●七倉登山口から唐沢のぞき迄を登り易くすること。
●針ノ木谷をダム建設前のように歩き易いコースになるよう、草刈だけでもやる
●(富山県分という理由で余り積極的になってもらえないのが実情です)
もしお客様の中に時間があり、体力に自信のある方で、ボランティアを希望される方が居られましたらお手伝いをお願いしたいと思っております。→
<ホームページ>
シーズン中はホームページに週1回くらいで新情報やエピソードを載せる予定です。楽しみにしてください。
下界に特別な用事がない限り、宗洋・寿子共に7月1日〜10月13日迄小屋に居りますので、元気に登ってきてくださいませ。
お目もじを楽しみにお待ちして居ります。
2003年6月28日 松澤宗洋・寿子
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