「船窪小屋ねっと」へようこそ
トップページへ戻る 船窪小屋の掲示板です。情報交換の場としてお使いください。 ふなくぼ日記 オーナー挨拶 お問い合わせはこちらへ
船窪小屋へ行くには?
船窪小屋に泊まるには?
船窪小屋周辺の自然
 

ふなくぼだより 2007年2月

寿子東京で詠む

ビルの森 果なく続くその奥に 連なりし山に雪影かすか
人波のおそいて我は呑み込まれ 地下鉄の出口迷いて探す

ご無沙汰してしまいました。
節分が過ぎ2月も10日になってしまいました。昨年暮れからいろんなことがありました。

(1)11月末、お父さんの具合が悪かったのですが、今は元気にしております。
小屋開きまで5ヶ月あります。無理は禁物ですが、あくまでも「マイペース」でゆっくりやってほしいと思っています。もう少ししたらプールへ水中ウォークに行くと言ってます。今冬は暖かく、雪も少ないので過ごし易く助かっています。

(2)ご心配いただいております、針ノ木谷整備の件、1月15に富山県立山町にあります環境省管理事務所へ渕上さんとともに 3人で行って参りました。その時の様子が北日本新聞に掲載されましたのでご覧ください。 昨年9月末に小南沢出合まで、古い道が切り開かれ復活しました。今夏からは路面の整備と草刈をしっかりやりたいと言っております。 そのために富山県側の整備をお願いしたく富山県におもむいたわけです。どうぞ今シーズンも皆様方のご協力をよろしくお願い 申し上げます。そして総リーダーのお父さんをしっかり支えてやって下さいネ。 →北日本新聞の記事

(3)2月4日には「エボシの会」の皆さんと上高地へスノーシューで行って参りました。私一人で参加しようと思ったのですが ”俺も行く”とのことで2人で参加しました。お父さんは大正池入り口までゆっくり歩いてから中の湯へ引き返して、本隊を待ってもらいました。 その日は快晴、大正池畔からは焼岳、穂高連峰、明神、霞沢の山々が美しく輝いていました。冬の上高地は20代の頃以来です。 この美しい山々の歓迎に、16名の参加者全員が深い感銘を受けたのでした。
思えば昨年の今頃は大雪降りでした。本の編集のため毎週大雪の中をおいで下さった大森さん。朝から夕刻までお父さんは除雪に 明け暮れていました。そして春を迎え、編集は大詰めとなり、緊張していた毎日でした。船窪小屋に関わってくれた 大勢の方々から原稿も順調に集まり、完成したのでした。 大森さんには言い尽くせない程お世話になりました。
6月はじめに完成し「私は山の上のお母さん」を手にした時は大感激でした。 お父さんも一緒に喜んでくれました。そしてあんなこと、こんなことが終わり、あっという間に夏山シーズンを迎えました。
雨の多い、 天気の悪い夏でしたが、懐かしい皆様が訪ねてくれたりして、50年間の日々を思い返せることができました。 2006年は2人揃って「喜寿」を迎え、新たな人生の出発を誓った年でもありました。
2007年は 「負」の出発だったのでしょうか。節分が過ぎ、旧正月の元旦、2月18日を迎えます。今年も昨年のように「 生きる力」にみなぎった年にしたいと思います。