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2007年冬 Ⅱ

12月15日 雪 −2度

新しく降った雪がまだら模様になり、あちこちの溝に小さな川ができ始めました。日差しは薄くても暖かな日が続いてポカポカ陽気になっていました。
「また今年も雪が遅いのかなあ」とお父さんと話をし、今朝起きてみるとベランダの上に20cmほどの雪が積もっています。
「お父さん、雪だよ。この分じゃ栂の森はだいぶ降ったね。」と喜んでいます。この時季スキー場に雪が有るか無いかにより、白馬小谷地方の住民の生活は大きく左右されます。
昨夜から積もった雪は恵みの雪、これで安心してクリスマスと正月を迎えることが、できそうです。

12月6日遂行されました鳥居先生の苔玉教室は大好評でした。
栂池や小谷村内に住んでおられる方(私や優子の友人)の他、船窪小屋のリピーターさん7名が参加してくださり、総勢23名となりました。ベルグハウス地下一階の宴会場にビニールシートを敷き、机を並べての講習です。
鳥居講師が用意してこられた20cm位の松、南天、シクラメン、ピラカンサを各自4株ずつトレーに置き、根元の土と余分な根を切り落とします。
鳥居さんの気取り気のないお話は少し緊張気味な座を和やかにし、隣同士和気あいあいとした雰囲気になりました。これで80%成功した教室となりました。各自のトレーには次々と個性的なミニ盆栽風「苔玉」が完成し、2時間の講習会は終了しました。11月終わりに大量にトラックで運んできた息子の友人の育てたという浅間山麓育ちのキャベツと白菜、欲しい人にお土産として持ち帰ってもらい、昼の部苔玉教室は終了しました。

記事

夏山のリピーター松本のS先生とY君、他数名の皆さん、堺市から来られたFさん、古道復活の記事を書かれた信毎のKさん、夕方6時前から楽しい夕食がベルグハウスロビーにて始まりました。
信毎のKさんへは慰労の意味で夕食に来て貰おうと声を掛けさせてもらったのですが、今回の苔玉教室の様子が信濃毎日新聞の記事になり、大変恐縮してしまいました。
KさんやMさん、Iさんに手伝ってもらった夕食は大好評、日本海の刺身とタラ鍋、大量な漬物等々で皆さん満腹。そう、それでも新潟の佐藤ご夫妻から送ってこられた”魚沼産こしひかり”をどうしても食べてもらおうと、大宣伝をして口に入れてもらいました。そうしたら、皆さん、「ウワッ、さすが魚沼産、日本一おいしいご飯だわーー!」と山盛りご飯となりました。
そして沼津のOさんが送ってくれた名産ミカンを山盛りしてデザートとなりました。信毎のKさんは日本酒、ビール、ワインと、何でもいける人、大変酩酊して代行を呼んで白馬の家へ帰っていきました。

早朝M先生は6時発、私が行くともう駐車場でエンジンをかけていました。そしてロビーへ来て見ると、Y君とNさんは2人で薄暗いいすに腰掛けて待っていました。
「まあ、相変わらず早いね、コーヒーでも入れるかね」
「申し訳ない、夏でも冬でも早起きだもんで」
と恐縮しています。「私も2人のために来たのよー、一緒に飲みましょう」ということになりました。今日も天気はまあまあです。
朝食を食べ、野沢菜の浅漬けとりんごをもって、9時ころには全員帰ってしまいました。そんなわけで鳥居ご夫妻による「苔玉教室」は好評裏に幕となりました。

今日12月14日、そういえば赤穂浪士討ち入りの日ですね。窓の外は風も無くさらさらの雪がサンサンと降っています。この雪がいっぱい積もって栂池スキー場をすっぽり包むころ丁度クリスマスを迎えることができます。
豊かな雪に覆われ、白銀の世界となった栂池高原、私たち夫婦にもこの雪が大きな幸せと健康を運んでくれるのです。

孫の志保は2歳10ヶ月となり、ますますおしゃまさんになりました。7月に産まれた慶門(よしと)も5ヶ月を迎え丸々とした健康児になりました。
2人の孫の面倒を見ながら、息子夫婦の忙しい日常を少しでも手助けできればと思っています。
そして空いた時間帯には2人でゲレンデスキーを楽しんだり天狗原あたり迄スノーシューに行ったりしたいとも思っております。

明日16日には堺市のフッチーさんが来られます。佐々成政ゆかりの松澤新助にちなんだDVDが完成しましたので、それをそれぞれの方々に贈呈するために来られます。
今年も大勢の方々にご協力と励ましに支えられ、船窪小屋のシーズンを終了しました。
そして多くの登山者の方々とお知り合いになることもできました。登山というかけがえのないスポーツが、私と夫に与えてくれるもの、後どのくらいの年月を山小屋で過ごすことができるのか、来る年「子年」私と夫の干支の年です。次に訪れる12回目の子年を目指して進む第一歩と思ってスタートを切ります。2008年が皆様にとって健康で幸せな年でありますよう、心から願っております。それでは来シーズンもよろしくお願い申し上げます。