2008年 6月
5月31日 雨
窓の外は明るくなりません。耳を澄ますと、雨音が聞こえます。昨日の晴は一日だけだったようです。
一昨日の雨で山々の緑はいっそう深まり、残雪は一段とはっきりし、白馬の雪形、小蓮華のニワトリ、稜線の小馬、五竜の武田菱は、はきっりと姿を現しています。
昨日は地区の花植えと、焼肉会があり、朝から共同作業で交流を深めました。この美しい5月!お客様は0の日ばかり。山菜は芽生え、小鳥の声は野に満ち、山野草は咲き競い、木々の葉は思いっきり開いて呼吸をし、色々な味と香りを空中に放出し、あたり一面は山野の香りに溢れています。
「塩の道千国街道百体観音」から望む白馬連峰は5月晴の太陽に輝いて、神々しい程です。私共で誕生させた水芭蕉園の水車も元気に回っています。この時季、山菜で体中が緑に染まってしまう程、山菜を食べに来て欲しいと思っています。頭の中で思い巡らすだけでなく、来シーズンは実行に移したいと思っています。そのときは是非いっしょに栂池を散策しましょう!!
5月24日 曇りのち晴
山博友の会主催の「塩の道西廻りを歩く8」会に参加しました。東京のKさんとフッチーさんもごいっしょです。
今日のリーダーはM先生。サンテインオタリを7時30分発にて、2名の集団となり、バスにて小滝地区「夏中(ナツナカ)」まで行き、お父さんの故里「来馬(クルマ)」までが今日のコースです。
行程については、山博友の会が準備してくれた冊子の一部をご参照ください。
冊子
塩の道を8K近く歩き大分疲れてサンテインオタリにて入浴し皆さんとお別れしました。M先生は今日リーダーですので本隊を大町市役所まで送り、同行してくださった歴史家のA先生をご自宅までお送りし、ベルグハウスまで帰って
Kチャン、フッチー、お父さん、私と夕食を共にして、宿泊しました。今日のコースには、最終コースの中にお父さんが子供の頃に通った「山の坊小学校」跡があり、お父さんにとっては嬉しく懐かしい道を歩くことが出来ました。私も初めて来た所で大感激でした。
「この坂道を毎日毎日ランドセルを背負って歩き、冬は親が作ってくれたスキーを担いで上り、帰りに滑って平岩まで来たもんだ。一度だけ平岩に着いたらランドセルを背負っていなくて、親父に怒られたもんだ。」
といって皆さんを喜ばせました。
久しぶりの山歩きに私はもうクタクタ。夕食後は直ぐに眠くなってしまい、9時にはおいとましました。
次の日、先日取ったヨモギで草餅を作り、Kチャン、M先生と昼食に食したのです。Kチャンは「お母さんの草餅、長年の夢でした。こんなに沢山ヨモギを入れるなんて知らなかったわ。おいしい!」
と喜んでくれました。ベルグハウス前で採った蕨も「灰」をとって、お土産に持って帰り、草餅と共にいい「お返し」が出来たと、私もホッとして
「特急あづさで帰る」というお二人を見送ったのでした。
息子達は一週間ほど海の島へ”ホネ休み”に出掛けています。そろそろ楽しい休日が終わって帰ってくることでしょう。あれもこれもと思い、何もできず月末となってしまいました。
6月1日には七倉尾根へ道掃除に出掛け、本格的に2008年小屋空けに向け準備に入ります。乞うご期待!
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