北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

いよいよ、2010年小屋開き準備の日がやって来ました。

いよいよ、2010年小屋開き準備の日がやって来ました。
昨年秋から悩まされていた左膝の痛みも2週に一度のヒアルロン酸注入により、少し治ってきました。
今日は登り口からストックを使って登ります。

朝4時40分自宅を発ち、西沢夫妻と田中さんの待つ七倉へ。
5時40分、3人はすでに到着して待っていました。今シーズン小屋番を務めてくれる谷川さん。10日ほど前に運転免許を取得し、私やお父さんの送迎もやってくれます。
美人でかわいい女性です。船窪ファンのアイドルがまた一人増えましたね。どうぞよろしくお願い申し上げます。
彼女は29日に荷上げが終了してからお父さんと登ってくれます。

1ヶ月前に掃除してくださった道は登りやすく、感謝しながら歩きます。
すでに3人は30分前に出発され、私はゆっくり登ります。朝の冷気は肌を冷やすほどですが、小鳥たちのさえずりと共に心の中まで冷涼な空気が染みこんで、歩き始めて熱を帯びた身に心地良く、寄り添ってくれます。
ストックを両手に持って先達の3人の足跡を踏みしめながら登ります。

唐沢のぞき、岩小屋とペースは順調、思いのほか疲れも感じません。
心配していた左足も右足も、足の下に踏みながら行くこの道を楽しんでいるかのように、見慣れた大木やオオヤマレンゲ、イチヨウラン、イワカガミなどを目で探しています。
唐沢のぞき上のオオヤマレンゲは大分膨らんで先が少し白くなってきています。10時に鼻付き八丁へ。
ここから1時間で天狗の庭、12時に小屋着という配分は難しそう!だんだんペースは落ちてきました。
そして3人の待つ船窪小屋についたのは、1時近くになっていました。

先着の3人はすでに鎧戸を開け、ビールをひやして待っていてくれまました。
今夜眠る布団だけは干したいと全員お忙しで活躍です。私もあまり疲労感もなく、いつものように動くことができました。
昨年まで毎年来てくださった小谷の友人田原氏は体調悪く登ってくることができず、寂しい限りです。
冬眠から覚めた船窪小屋をどうしても見たい参加してくださった伊那の田中さん。大工さんなので西沢さんの手番としてよく働らいてくれています。
ヘリが来るまで各自持参の食料ということで、各々のリュックから山のような食材が溢れ出て来ました。4陣で乾杯し8時には就寝!夕焼けが美しく、空は茜色に染まり、何時までも明るく輝いています。


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“いよいよ、2010年小屋開き準備の日がやって来ました。”に対するコメントが1つあります。

  1. らは さんのコメント:

    10/9に、皆様と、とても楽しく素泊まりさせていただきました(笑)新参者です。
    これまでの山登りでは無い、とても貴重な体験させていただきました。どこに書いて良いか迷い迷って、ここに御礼させてしただきます。

    何回もの鐘の音で見送っていただき(感謝感謝)、難路難路で時間も要しましたが、烏帽子小屋に17:00(?)に到着しテント泊、そして昨日、高速の大渋滞をこなし、ちょっと前、川崎の自宅に帰宅致しました。

    本当に、今回の船窪小屋体験は、とても感動しました。
    この素晴らしい体験を山初心者のコドモたちにしっかり話し、いつかわかりませんが、機会があればまたご訪問させてください。そのときは、何か役にたつものを(笑)担いでいくことにします

    小屋閉め作業で大変だと思いますが、お体には気をつけて、また、あの囲炉裏で語り呑みたいです。本当に、おとうさん、おかあさん、ありがとうございました(皆様にも、よろしくお伝えください)。

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