先日留守番電話に
8月26日 晴れ 15度
先日留守番電話に
”25日七倉に泊まり、26日に登ります”
という、待ちに待った懐かしい人の声です。今シーズンも無理かも・・・?と思っていたので飛び上がって喜んだのです。
今日の予約はその一件だけ。来訪を待ち望んでいた人、それは横山礼子さんその人です!
朝からよく晴れているし、ひかるちゃんもペンパさんも連れて、針ノ木谷上部まで松茸狩りに行くことに・・・。
5年前の今頃いっぱい採れたその場所へ。下り1時間ほどで到着。3人で目を皿のようにして探します。
いくら探しても松茸は無く、真白い茸やいぐち類だけ・・・。
「どうも今年も出ていないようね、帰ろうか・・・。それにしても一本ぐらいはね・・・」と言いつつも帰路につきます。
5年前の味を知っているペンパさんはどうしても諦めきれない様です。後ろを振り向いても姿はありません。きっと探し続けているのでしょう。
「行きはよいよい帰りは怖い!」12時に小屋着を目指していたのですが1時を過ぎてしまいました。礼子さん達へのご馳走になればと松茸狩りに行ったのでしたが・・・。
お父さん曰く「こんなに雨が降らなきゃ出るわけねえじゃんか」それを早く言って欲しかったね。
もうすでに礼子さんは到着しており、同行の友達を迎えに行ったということです。
久しぶりの山行(4時間ほど)に体中汗ビッショリ。とてもたまらず着替えているところへ彼女たちが到着です。
西崎氏とは本当に久しぶり、礼子さんには「道しるべの会」への資金になれば・・と貴重で素晴らしい”切り絵ハガキ”を沢山寄贈していただきました。
船窪小屋では2年ぶりの再会となります。感激派の彼女は到着時の鐘の音に泣き、再会の握手に泣き、涙出しっぱなし、渡もお父さんも涙腺がゆるみっぱなしです。
同行された元、テレビカメラマンご夫妻は素敵なお二人。礼子さんご自慢の親友です。
この小屋で 遭うことが幸せと 遠来の友は 白髪そよがせて言う
例年なら小屋開け前で残雪の多い花々の咲き始めのころに来られていた岡山組。今日は花々も終わりに近づいてしまったけれど、遅れ花や蝶々達、トンボ達が喜んで迎えてくれたのです。
そして横山さんが改めて手渡して下さったものそれは彼女の友人や仲間たちが山陽新聞に掲載された記事を見て感銘を受け「船窪小屋のお父さんの道普請の一助になれば」といって大枚を熨斗袋に入れて寄付してくださったのです。
「いやあ、これはどうも」とお父さんは言葉少なに受け取らせてもらっています。
感謝の気持ちは人一倍大きく、お金の有り難さも人一倍強く感じている人なのですが、口(言葉)で表すのが下手な人間です。きっと礼子さんもそれを感じ取ってくださったものと思い、私も「大切に使わせてもらいます」皆様によろしくお伝えくださいネ」とありがたく頂戴しました。
今シーズン、小屋番に入ったひかるさん。私に代わって毎日ブログを書いて下さり、船窪小屋ホームページでは大人気となっているとか・・・。
彼女も以前からの知り合いのように親しく楽しくお話させてもらっています。岡山の山陽新聞で紹介された礼子さんの切り絵ハガキをお客様に上手に説明し、寄贈された半分以上が買い上げられました。これもひかるさんの明るく精一杯な宣伝と思っています。
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船窪小屋の皆様 お世話になりました。
幻の松茸になりましたが ご馳走有難うございました。
以前から誘っていたI夫妻と省ちゃんと一緒にやっと行くことができました。
少しでもお役に立てればと思い荷上げを買って出た所、山の娘からは蚊取り器、
七倉荘で渡されたのは流しの栓一個。(やはり私は賑やかし担当か~)(三角点礎石でなくて良かった~)等思って七倉山荘に着いたら突然激しい雷雨。久しぶりに
見る雨にこれが何よりの贈り物になった~!(因みに七倉荘では雨女とされています)・・・しかしこの雨は下界だけのことでした。天水に頼る稜線の山小屋はどこも悩みの種になっているようです。全国の雨男、雨女の利用価値を考えてもいいのではないでしょうか・・・あと一ヶ月と少し、お体お大切にお過ごしください。