北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

1泊のみで帰られた岡山の礼子さんご一行、懐かしく、ほのかに香る癒しの贈り物を残して去って行きました。

8月29日(日)晴れ 14度

1泊のみで帰られた岡山の礼子さんご一行、懐かしく、ほのかに香る癒しの贈り物を残して去って行きました。不動沢からのそよ風が彼女らの後ろ姿を優しく見送って、何時までも吹いています。その風に乗ってお父さんの打つ鐘の音が「元気でね、気をつけてー」と響いていました。

そして、金土日の週末となりました。
東京から山梨の居を移した向井さんが先々週に撮った写真をいっぱい持って手伝いながら届けてくれました。彼はテキパキと確実にお客様と対応してくれるので、お父さんの手をしっかりサポートしてくれます。

厨房に入りっきりの私もペンパのひかるも、外での対応が確実だと安心していられます。
仕事が替わって未だ忙しい時だと思うのに、手助けに来てくれ大助かりです。
今日は早朝に水汲みを終って向井さんは下山しました。
替わってベルグハウスでのバイト組3人が登って来ます。ロシア人のマーシャ、基礎スキーバンブーのみずきちゃん、そして新人のリンダさんです。3人とも月末でバイトが終わるので、是非船窪小屋へ来たいと言って登って来てくれました。
お客さんも定員となり、ひかるさんも大張り切り。テキパキと仕事をこなしています。
ここのところ、ずーっと晴天が続いています。午前中は日の出から快晴となり、昼前からガスが湧き、2時3時ころに雷鳴がして雨になるかと思うと、いつの間にか雷鳴は遠のき、夜は満点の星空といったケースが毎日のパターンとなってしまいました。
選択は必要最小限しか出来ず、厨房も極少量の水で皿洗いをする「節水」に努めています。
その為、晴天に恵まれ、お客様の数は例年より多少多めのような気がします。稜線の気温は高く、重曹者は皆さん水分を求められ、ペンパさんは毎日水汲みに精を出してくれ、ひかるさんも訓練がてら一緒に行くようになりました。
よく働いている二人。ひかるさんは明日から9月7日まで9日間の山旅に出る予定です。
ベルグ組3人が来てくれ、平の渡からは名古屋の河西さんと大阪の井上さんが来られました。
河西さんは昨年夏以来の復帰となり、井上さんは小屋開け以来で今回は”槍”までテント縦走とのことです。節酒につとめ完走して欲しいものです。

天水の恵み欲しいと 手を合せば 柄杓一杯の 雨ぞ降りける


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“1泊のみで帰られた岡山の礼子さんご一行、懐かしく、ほのかに香る癒しの贈り物を残して去って行きました。”に対するコメントが1つあります。

  1. 岡山の4人組 さんのコメント:

    その節は、温かいお持て成しをして頂き、有難うございました。皆様の素敵な笑顔が胸に焼き付いて、忘れることが出来ません。いつまでも心に残る山旅となりました。

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