今日は古い船窪小屋時代に小屋番をしていたIさんの友人内田さんが
9月11日(土) 晴れのち曇り 夕方小雨
今日は古い船窪小屋時代に小屋番をしていたIさんの友人内田さんが来ると連絡が入りました。彼が来るということはIさんも同行か…と思ったのですが電話を入れても通じません。どこかへ旅行中?なのかとあれこれ考えながら今日を待ちました。
早朝の出発ではなく12時半ころ「これから七倉を出発します。」とのこと。大丈夫?何も考えてないんだろうか…かれこれ40年以来と思うんだけど…。足は衰えていないのか…。まあ来るというからには歩いてくるんだろう・・・。
等々、そして5時近くになった頃、又々週末に来てくれたおさんぽ隊長君に「天狗の庭まで迎えに行ってくれないかなあ」「行ってきます」と迎えに行くことに…。6時少し前、おさんぽ隊長君何も持たずに帰ってきます。
「今どの辺?」「お花畑の始まり当たりかな?」
急いで長靴を履いて迎えに行く。
お花畑へ乗越した辺りで「ヤッホー」と声をかけると「ハーイ」と返事が…。あまり心配することなかったのかな?よくまあ体力があったもんだなァ…。
そしてすぐ姿が現れました。何気ない顔「今日はァ」「まあよく来たね。遅くもなく、よく歩けたね」「実はボク、カミさんとよく東北の山歩いてるんです」「まあそうだった。心配することなかったね」
そして、私は迎えの鐘を打つべく早足で小屋へ。霧雨が降り始めました。
かくして彼は40数年ぶりに船窪小屋へ登って来てくれました。何食わぬ顔でチョビ髭の彼は小屋に入ってきたのです。たった一人で昔の小屋を懐かしみながら「いい場所ですね。だいぶ大きくなりましたね」と言っています。
彼、内田雅俊さん、今は法曹界では知る人ぞ知る人物となったのでした。
学生時代は苦学生でしたが、今は立派に人生を生きて居られる船窪小屋の誇る人物の一人です。
先着の皆様に遠慮して多くは語らず、お酒飲めない人なのでお茶と特別にコーヒーをドリップで差し上げたのです。何も特別なもてなしは出来ませんが登って来てくれた事に感謝して、ネパールティをお替わりしてあげました。
自己紹介では彼は「47年ぶりに船窪小屋へ来ました。東京の内田と申します」と。長女を連れて来ていた年と、山下画伯が滞在して居られた頃です。
5日前に針ノ木谷を登って来たフッチーさんも今日来て、午前中はビデオ撮り、午後からはお茶入れ。今シーズン3回目に来てくれた吉田ひろみさんと共にお客様の接待をして下さいました。
Photo by きびのおんたけさん
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