おとうさん・おかあさん結婚式に。
こんにちは。
一昨年小屋でお世話になったひかるです。
私事をこちらに載せていいのか、少し悩んだのですが、おかあさんからご依頼を頂戴しましたので思い切って。
先日(6月16日)、結婚のお披露目をいたしました。
船窪のおとうさんおかあさんにも主賓としてご出席頂き、ご祝辞もお願いしてしまいました。
お父さんが最初に小屋の説明をしてくださり、「山形の美味しい酒を飲むのを楽しみにきた」と言って、祝辞そのものはお母さんにバトンタッチ。
この流れもお二人らしくて、微笑ましかったです。
私達の席からも、大きな半紙に筆で丁寧にびっしりと書かれた祝辞が見えます。
いつも船窪小屋で、素敵な語りをしてくださるお母さんですが、少し緊張されているのを感じ、私も緊張してしまいました。
小屋で過ごした日々を思い出すその内容は、とてもおかあさんのあたたかなまなざしを感じるもので、宴のスタートから涙していいものかと、ぐっとこらえなければならなかったです。
友人の多くがこのご祝辞で泣いてしまったそうで・・・
写真を撮りに高砂へ来てくれた際、「不器用なこと、みーんな知ってるんじゃない」とつっこまれてしまいました。
思い返すと、船窪での時間は毎日体当たりな日々で、時がたてばたつほど、切なさが増しています。
朝のラジオ体操、ラジオで聞く『ゲゲゲの女房』、水場での顔洗い、食事の仕込みをしながらのお母さんやペンバさんとの楽しい時間、お茶会でのお父さんの思い出話、常連の皆様との会話、岳人の皆様との一期一会の出会い、さまざまな美しい自然の姿・・・小屋での毎日、これらは何にも代えがたい経験でした。
同時に船窪のお役に立てたのかな・・・と申し訳なくもなります。
やりきらなかったことが沢山あります。
それだからか、今でもあの100日間を過ごしたい・・・と時々思ってしまいます。
雲上の船窪というお家。
お父さんお母さんのご祝辞は、そんな胸の中にギュッと押し込んだ私の山での日々をゆっくりと解いていくようでした。
おとうさんおかあさん、本当に素敵なご祝辞をありがとうございました。
また、ベルグハウスの社長や優子さんを始め、ベルグハウスで一緒に仕事をしたスタッフの皆さん、落ち葉掻きの際に集まられたみなさんが寄せてくださった色紙や、みちしるべの会の皆さんからの電報も頂戴しました。(電報は、幾つかの中から選んで、読み上げさせて頂きました。)
私にとって第二の故郷である、長野。たくさんのお気持ちを、本当にありがとうございました。
縁あって嫁いだ地は、花の山としてもしられる鳥海山のふもとです。
秋田と山形にまたがる山ですが、私どもが住む町に山頂もあり、伏流水は田んぼに流れ、鳥海山とともに生きています。お父さんお母さんも、鳥海山が望めることを楽しみに来てくださいましたが、当日はあいにくの雨・・・。
これはきっと、「もう一度来て」と、山が駄々をこねたのだと思います。
どうぞまた・・・。
船窪小屋で小屋番をさせて頂いて、本当にありがとうございました。
これから少しずつ、恩返しをしていきたいです。
そしてまた、いつの日かあの場所へ。
岳人の皆様、今年も夏山シーズンが始まろうとしていますが、どうぞ無理のないペースで山を楽しんでください。
皆様と船窪小屋が、今年もまた繋がっていきますように、お祈り申し上げます。
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ひかる様、
おめでとうございます。
一昨年10月の小屋締め間際で「カツオのたたき」をご馳走になりました。
末永くお幸せに!!
※今度、ウチの長男(小学校3年生)を従えて船窪小屋に泊まってみたいと思います!
おめでとうございます、末長くお幸せに…子連れ登山緑潤う船窪で会いましょう
ひかるちゃんご結婚おめでとう!!!
昨年の夏、東北の山に行く際、遊佐の「道の駅」のようなところで休憩したことを思い出しました。そういえばお母さんから、ひかるちゃんがコチラに嫁いでくると聞いていたので嬉しく思いました。鳥海山はかつて登った際、風雨で何も見えず頂上のみ踏んで下山した心残りの山で、機会を見て再度挑戦したいと思います。
ひかるちゃんが小屋締めで下山する際リックにくくり付けたスリッパを後ろから撮影しホームページに掲載したところお母さんに喜ばれたと後日聞いたとき嬉しく思いました。人生長い間には海あり山ありですが、挫けず二人ですばらしい家庭を築くことを心より願っています。ご主人には一つお願いがあります。ひかるちゃんに同じだけ睡眠が取れるようご配慮願います。
信州・安曇野・穂高 じゅんちゃ