9月23日 小雨 10度
昨夜までで賑わいは終わり、今夜の予約は0ということで、「お前下れや」ということになり、即決で寿子が下山することにに決まりました。連休(シルバーウィークと呼ばれるとか)の御賑わいが嘘のように、
朝から小雨となり早めに色づいた谷のもみじがしっとりと水を含んで去来する霧の中、幻影のように浮かび上がっています。
今シーズンの紅葉は例年より一週間以上早く色づいて、連休に訪れてた岳人の皆さんを喜ばせてくれました。「紅葉がこんなにきれいだなんて、思っても見ませんでした。このコースの渓谷が
これほど美しいとは!誰も知らない秘密のスポットですね」と、好天に恵まれた連休中は大勢のお客様からこんな声が聞こえてきました。
錦秋の山もみじの中に続く稜線を霧雨に肩をそっと叩かれながら、40日ぶりに下界の人となりました。このころしきりに思うこと、それは60才の頃には余り感じていなかった体力の衰えです。七倉尾根を下山中
「岩小屋」辺りまではゆっくり下ると何も気がかりなことは無いと思うのですが・・・下の東電分岐辺りからはどうにもならない・・・。と感じます。
七倉に着いて、七倉山荘の百瀬さんの弟さんより「本代です。全部売れましたよ」と言って渡されたお金を手にして、何故か感慨深さを感じました。「山の上のお母さん」出版から3年、2刷目も完売となりました。
改めて大勢の皆様のお力添えに感謝しなければと思いを新たにしました。
そして今治療中の七倉山荘百瀬氏のご回復を一日も早くと祈るのみです。
もう2時近くなっていたので、入浴はお断りして直接栂池へ帰ることにしました。ベルグへ着いたのは4時を過ぎていて、孫達の「おばあちゃんお帰りー」の声に迎えられ足の痛みも忘れて久しぶりに
会う孫2人と共に入浴したり、夕食を共にしたりの楽しい夜を過ごしたのでした。
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