北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

「船窪道しるべの会」「スノーシューの集い」に参加して(東京都・宇津様より)

jurin2月6日(土)夕方、小雪の中を白馬ベルグハウスに着きドアを開けると船窪小屋のお母さんが「よく来たわね。寒かったでしょう」と私の頭についていた雪をはらいながら暖かく迎えて下さいました。

ロビーのソファーではお父さんがやさしい笑顔で座っています。まるで船窪小屋についた時を思わせました。一息いれて参加者も集まったところで「総会」。初参加ですが話しを聞いていて皆さんの「船窪小屋に対する熱い思い」を感じました。

楽しく語らいながら夕食で親睦を深め会員の方々が近くは穂高、遠い所は大阪、名古屋、千葉から来られていることを知り「船窪道しるべの会」の広がりを感じました。また今年の船窪小屋で出されるタクワンは宮島会長の御両親の畑で獲れた安曇野の伝統野菜である牧大根をお母さんが漬けられたもののようです。楽しみですね。

夕食後は大阪・境市のFさんが撮影、編集された暖かな「船窪小屋」とみごとな山岳映像のDVD上映会がありました。続いてMさんのアコーディオンの演奏会があり楽しいひと時を過ごさせていただきました。

rinkan翌日は待望の「スノーシューハイク」、前日の荒れ模様の天気から快晴の予報を期待していたのですが小雪まじりで天気の快復が遅れているようなので、お父さんが今回のコース、栂池自然園にいく予定を変更して少し下った白馬村落倉、浅間山(センゲンヤマ・931m)に連れてって下さることになりました。スノーシューを履いてみると整地された踵がパカパカと浮くので何か違和感があります。お母さんアルミ製のカンジキ、お父さんは木で作られたクラッシックな輪カンジキ(これが軽くて一番いいそうです)を履いてます。
お父さん、お母さんはじめ総勢10名。みんなの用意が出来たところでおとうさんのガイドで出発です。誰も踏まれていない真っ白な雪の中を歩いていると動物になった気がします.。

「まっすぐ行って」「もう少し行ったら左に廻って」お父さんの指示で深雪の中、ラッセルをしながら進む先頭を交代しながら一歩づつ歩いて行くと汗ばんできました。

「休憩」です。陽の光が明るくさしはじめ青空も見えてきました。深雪の急斜面に挑戦するメンバーもいます。私もフワフワの雪に身を倒すと気持がいいこと、アーモンドチョコがまわってきて、エネルギー源を入れて出発。

toriiしばらくいくと浅間神社の鳥居が見えてきました。鳥居といっても上の部分80㎝位の高さです。ということは今、立っている所は積雪2m位あるのです。鳥居の上から顔を出しているところで写真撮影。

めったに撮れることのない貴重な写真です。見上げると真っ青な空をバックに真っ白な雪の花をつけた木々の美しいことに感激、風が吹いてその木々の雪が舞うのは桜吹雪のようです。お母さんが名古屋のKさんからの差入れられた「赤福」と温かい「お茶」をまわして下さいました。お父さんは道案内、お母さんは美味しい食事を用意してくれる、やさしい船窪小屋のお父さん、お母さんです。

choujyouさらに祠のある所(雪に埋もれ姿形はて見えませんが)まで歩いて行くと栂池高原スキー場や雪を被った白馬岳も見ること出来ました。お母さんがMさんからの差入れられた「みすず飴」をまわして下さり、雪の上に寝転んだり、お湯をわかしたり、みんな思い思いの時を過ごし、帰途につきました。それぞれ自由に道をとり下っていきます.。深雪の中で転ぶと起きるのが大変、お尻で滑ったり、転がりながら雪と戯れながら下りてきました。

ochikura2時間ほどの「スノーシューハイク」でしたが楽しい時を過ごすことが出来ました.。案内して下さったお父さん、膝の痛い中、私達と供の時を過ごして下さったお母さんありがとうございました。そして幹事さん他ご一緒して下さった皆さんありがとうございました。またの再会を楽しみにしています。

東京都・宇津 記


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