暑中見舞い
暑中お見舞い申し上げます。
毎日暑い日々の中お変わりなくお過ごしでしょうか。私共7月12日に小屋に入り、29日2人共々下山致しました。
7月22日㈯にNHKさんの生放送に出演させて頂きました。身に余ることと思いながら取材に応じさせてもらいましたが、生放送というものがいかに大変な事なのか…と改めて認識しました。また。ご一緒させていただいた「吉田 類」という方は今をときめく大人気エッセイストとしてご活躍の方と伺い、とても緊張しましたが、さすが大物で、私共への気遣いや身のこなしは包容力に充ちていました。周りがスムーズに活動し易いように細やかな気遣いをして頂いたと思います。心配していた天気も、何と生放送時間数分前には回復して、すべての山々が残雪の美しい姿を見せてくれ、恵まれた環境の中で生放送が成功裏に終了しました。
私と父さんの人生の中に、このような時を与えて下さった編成局の皆さま、演出されたアズマックスの皆さまに深く感謝申し上げます。7月22日の為に船窪小屋スタッフとして協力してくれたみんな、ほんとうにありがとうございました!!
寿子も、宗洋も、63年間の小屋番生活を思い出しながら、苦しかった道普請や、針ノ木谷の修復、お客様が少なくて収入が無かった時代、お客様が多すぎて部屋割や食事作りや片づけに駆け回った時、お客様や友人に励まされて泣きじゃくった日々、満天の星空…63年間は寿子と宗洋の人生そのもの、2人のすべての想いが船窪小屋にあります。皆さま本当にありがとうございました。
「久方に 船窪小屋を訪えば ランプ灯りて 炉端華やぐ」
「夫(とも)と来し 60年の道 険しくも 岳人(とも)との語り 日々豊かなり」
「大展望の中に座し 我が存在の小ささを 改めて知り 天空を見る」
寿子 詠む
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