北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

ふなくぼ便り   →道しるべの会通信

今日は下山日。5時半に朝食を取り、今シーズン最後の作業に取り掛かる。
船窪小屋入り口の看板を慎重に下ろし、多くの登山者を迎えたり、お送りしたりした鐘も
下される。鐘と看板を下された小屋はなんとも寂しい。

「じゅんちゃ」が看板を下す


慎重に鐘が下される

最後にお父さんが入り口の戸に釘で防雪戸を打ち付ける。

下山日朝 全員で記念撮影(10月12日)

前日の夜は風が強く朝はガスがかかり心配していたが、小屋閉め作業には最高の天気となった。お昼は特製カレーでお腹いっぱい!!!

長野市から来た登山者に茹で卵を振舞う

10日夕食後、横山さんのDVDを皆で見ることにしました。岡山の民放で放映した番組で切絵との出合いや製作方法を詳しく説明しておりましたし、船窪小屋への思い入れも詳しくお話になられていました。インタビューを受け答えする真摯な姿を拝見し横山さんの人柄が偲ばれました。その後、まりDRがフルート、松ちゃんローイアーがアコーディオンを演奏し追悼の夕べが終了しました。横山さんが「船窪道しるべの会」にご寄付いただいた絵葉書の売り上げ金は登山道の整備に使われます。

船窪小屋のお父さんとお母さん

今シーズン営業最後の夕食は、なんと豪勢か。お母さんも力が入っている。
長芋をとろろにすりおろし、頂いた鰹をたたきにして賑やかな夕食となった。

「まりDr」と船窪小屋のお母さんと「まっちゃんローイア」
「まっちゃん」は写真を撮られる場合は必ずいつもと違う表情でテレカクシ

9日は悪天候で出発を断念したが、10日の天気予報もあまりよくない。しかし10日の早朝、空を見ると青空が少し見えてきたので、急いで荷物をリックに入れ登山口の七倉へ「じゅんちゃ」は向かう。息を切らせながら船窪小屋に到着すると、「船窪小屋道しるべの会」会員他が既にとよを外したり、雨水タンク内の清掃をしたり着々と小屋閉め作業を進めていた。

1.?? ?雨水を貯める為のとよがひさしからはずされた。針ノ木岳が遠望できる。

2.?? ?雨水を貯めるタンクを綺麗に清掃する新潟市から参加したH氏

類は友を呼ぶ??

夏の盛りに、偶然が重なったペアルック。
小屋開け以来、待ちに待ったお二人でした。まり先生とコンちゃん。

えんじ×グレー

と思ったら、
あら~!!山の上でペンパさんも、揃えて待っていたみたいです♪♪

お二人、いや三人の仲の良さを感じ、何だか写真を撮る私も羨ましくなる雰囲気でした。(*^_^*) 続きを読む… »

本年で終了となる船窪小屋登山教室「黒部・下の廊下」が8月末で募集定員に達し、嬉しい限りである。
「じゅんちゃ」は今までの経験から参加者全員の名前が覚えられないと考えていたので名札を製作することにしました。 続きを読む… »

山旅に出発した日から、早くも一か月が経ちました。
書こう書こうと携帯を握るも、色々な事が詰まった9日間をどう書き出したらいいのか…、結局携帯をすぐ閉じてしまう。そんな一か月でした。
小屋へ来て下さる常連さんには『山旅はどこを歩いてきたの?』なんて聞かれてしまう始末で、情けない限りです。

先日の礼子さんの悲しい知らせに、淡々と過ぎる小屋の時間の中にも、寂しさが通り抜けては晴れ、またやりきれなさが漂って…を、くりかえしています。

私は礼子さんに今夏、ようやくお会いできたのに…
皆さま同様に、ただただ無念でなりません。

私事である山旅報告も、悲報の後でためらいましたが、…礼子さんにも届けるべく、ちゃんと書かなきゃと思いました。
礼子さん、心太小屋番の山旅報告、空の上で読んでくださいね。 続きを読む… »

「じゅんちゃ」の畑では、信州伝統野菜であり安曇野では有名な牧大根がすくすくと育っています。 続きを読む… »

お母さん朝から何を…?

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