北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

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ときが蓮華に行ってきた次の日
「どら、道でも見に行ってくるかな」と言っておとうさん、準備をして船窪岳へ。2時3時になってもまだ帰らぬおとうさん、お母さんは「遅いな、ゆっくりあるいてんでしょ」と言ってたけど鐘がなると、「おとうさん!?」と言って厨房から顔をだすお母さん。かわいい。お父さんは5時前に帰ってきて上から手を振ってゆっくり下りてきました。「いやぁ〜あそこは、はしごなおさんとなぁ〜なおさなきゃならん箇所がある。」といっていました
写真は道しるべのうつさんたち。
また是非のぼってきてくださいね〜!

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こんばんは〜トキです。朝4時半に小屋を出て蓮華岳のピークまでコマクサを見に行ってきました。昼には帰ってきましたが、やー!山っていいですね!山歩きっていいですね〜!も〜最高でした。360度の絶景をひとりで眺めました。空を見上げると、雲一つない透き通るようなブルー。小屋からは見えない初めての眺め。感動しました。コマクサもたくさん咲いていてかわいかったです、シロコマクサも発見。
急な岩を降りる…ちょっと怖かった。石がゴロゴロとガレ場のとこでは何回も「石車」で尻餅をつく。なんとなく毎回後ろを振り向いて見られてないかを確認(笑)口をとんがらせ口笛でタタタと歩く。おとうさんが言ってた、「アップダウンがあるのが、それが山だ。そして人生もそうだ」と言って焼酎を飲み干し、「んじゃおやすみ。」といって寝室へ。(かっこよすぎるでしょ。)
そうだなぁ〜人生谷あり山あり。山はずーっとそこに動かずいるように、自分をいつまでも裏切らずにいてくれるのは自分だけだな、アップダウンあってこそ、自分の先へ進むんだ!このままいろんな起こるべきことどんなことにものりこえるぞーっと、蓮華頂上、ひとり静かに思う。道しるべの会、ひどうさんが前話してた、道の整備について。「いろんな意見があるんだよ、道をきれいにして歩きやすいと言う人もいれば、手入れしすぎだっていう人もね」と。私は、もう草刈り行ってくれてるみんなのこと知っているから、道を歩いてみて、草刈りされたところを見るとみなさんのこと感じずにはいられなくて、じーんと暖かな気持ちになりました。登山者皆さんが歩きやすいように、そしてそう願う小屋のおとうさんのことを思って道しるべの会の方は休みを利用してきてくれて、そして小屋でのお茶会で岳人のみなさんは山道を歩いたときに非常に歩きやすく感謝して通りましたと言う方は少なくありません。
う〜ん、いいなぁ〜。
その夜、おとうさん「一杯やるか」と言って平田さんから頂いた愛子芋焼酎のお湯割りをちょびちょび二人で飲む。
消灯してたのでひそひそ声で話しました。おやすみを言って、満月を見ながらひとりで一日を振り返りました。むむむ、なぜか嬉しくて、気持ちが、心がなぜかさわやかで、ずーっと月を見つめていました。山ってほんとに偉大だ〜。人間に生まれてよかったな〜。たくさんのこと感じていきていこう!じゃなきゃ損だ〜!
とにかく
ありがとうございます!すべてに!