北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

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今晩は☆今日は日曜日でしたが、予約がゼロ。なかなかこんな日もないですね。
そんな日でしたが、私たちはそわそわ落ちつきません。
そう、今日は山旅にでかけていたお母さんが七倉尾根から無事に帰ってきました!
お母さん!お帰りなさ〜い。お茶を手渡す私。なかなかない場面です。
そしてゼロだったはずのお客様、なんと19才から24才の若者がやってきました。なかなかこんな日もないですねえ。
お母さんを待ちわびていたお父さんホンノリ頬を赤らめ、窓から手を振る姿。これもなかなか見れないシーンでした。
久しぶりにお母さんを囲んでの夕食。さて、囲炉裏ではあのキノコが炭火で焼かれましたよ。
なかなかないこと満載の平和な日曜日。
あかね色の空がじーんと心に染みました。

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後日書くと言いながら、延び延びになっていた私の縦走日記。私より一週間も後に旅に出たしのぶさんに、ブログアップ、先を越され…あぁぁ(-_-;)。気を取り直してお話していこうと思います!悪天候だったため写真は殆どないので申し訳ないですが、どうぞお付き合いくださいネ☆さて、8月20日〜24日、休暇をいただいて4泊5日の山旅にでてきました。山小屋スタッフの休暇はある日突然決まるらしい、と聞いてはいましたが、私も出発2日前に「里実ちゃん、今週長いお休み取ってね」。それではと、地図とにらめっこで悩んだ末、憧れの読売新道を歩いて針の木谷を上がり、船窪小屋に戻ってくることに決めました。初日、天候は次第に崩れる模様、少しの不安を抱えながらも、みんなと鐘の音に見送られて小屋を出発しました。船窪乗越までは、知った道で足取りも軽い。そこから先は未知の冒険の始まりです。靴底に感じる山道の感覚にワクワク。船窪岳〜船窪第2ピークまでの登りはなかなか!逆コースは厳しそうだなぁと思いながら、連続する崩壊地の通過
に気持ちを引き締めつつ歩を進めます。マツムシソウ、タテヤマウツボグサ、シモツケソウ、トウヤクリンドウなどなど、
ハッと目を引く花も多く楽しませてくれました。不動岳では、お尻の真っ赤な猿に見つめられながら早めのお昼を。南沢岳の登りあたりからはついに雨が降り始め、遠雷も聞こえてきました。雨は烏帽子田圃辺りから本格的になり、烏帽子岳は残念なことに濃い霧の中…登頂意欲をなくし(ちらっと見れたからOK!)、そのまま烏帽子小屋へ。樹林に囲まれた青い屋根の、懐かしい感じのする小屋です。ご主人やスタッフの方に暖かく迎えていただき、本を読んだり(その小屋ならではの本棚も楽しいですよね♪)、他のお客さんとお喋りしたり、雨の山小屋時間をのんびり過ごしました。そして夕食のテーブルで、この先の旅をを共にする素敵な方々と出会ったのです。(つづく)

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雨が激しく降り続いた今日、不意に訪れたうっとりするような夕刻。みんな茜に染まる。

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もくもくもく…囲炉裏の部屋は真っ白け。火災報知器が作動しないか心配なくらい真っ白け。先日、古くなったカラマツの丸太の椅子を、お父さんとしのぶさんで薪にしました。その薪を燃やしたのですが、湿っているためどうも良く燃えない。ぽつり、お父さんの一言…「は〜、こりゃあ〜全く燃える気がねぇぞ」(笑)。もくもくもく…男二人、炎に見入る。