北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

  →道しるべの会通信   →船窪レポート
IMG_20130829_063614.jpg IMG_20130829_070234.jpg IMG_20130829_095002.jpg IMG_20130829_082253.jpg IMG_20130829_100850.jpg IMG_20130910_060449.jpg

快晴。山行中、最もよい天気になりました。
足取りは軽く樅沢岳、左俣岳を越え、西鎌尾根に取り付きます。待ち焦がれていたとんがり君は目の前に!久しく感じていなかった心地よい緊張感に満たされます。西鎌尾根は槍をのぞみながらゆったりと歩ける素晴らしい道です。
槍ヶ岳は初めて登った北アルプスの山。20代前半の頃、本格的に山を始めて間もない私はテントを担いで独り槍穂の縦走にチャレンジしました。周りの登山者に応援してもらいながら歩いた記憶が蘇ります。
あれから年を重ね、山との関わり方もだいぶ変わりました。でも変わらず山旅の思い出を深いものにしてくれるのはやはり人との出会い、それに尽きます。
振り返れば、歩いてきた山並み。よく見れば蓮華岳に北葛岳!ということはあれが七倉尾根。マイホーム船窪小屋はあそこにあるんだ。
山行中出会った若者と時折、話をしながらようやく槍ヶ岳の肩へ。
賑わいを見せる槍ヶ岳山荘。そして約15年ぶりに登頂し、あの時の自分にも再会しました。翌日は天気が崩れるということで予定を早め、槍沢を横尾山荘まで足早に下りました。出会う人も多く、船窪の素朴な日常から、徐々に都会へ向かう感覚です。
横尾山荘は快適な設備でありがたいお風呂に入り、しっかり携帯の充電をし、美味しい食事を楽しみました。
雨が降り出した翌日、山荘で親しくなった女性の方と上高地まで山話に花を咲かせ再会と新しい出会いの旅のしめくくりました。
働くパワーをフル充電し、再び船窪小屋へ。どの登りよりもやっぱりきつかった七倉尾根…(笑)
ただいま、船窪小屋!

DSC_0576.jpg

船窪小屋のシンボルの一つと言えば、“ランプ”。煤けてしまったランプのホヤをせっせと磨くお父さん。ランプを始め、ながく使う道具はこまめにお手入れをしてやらなくちゃいけないということ、学びました。磨かれたホヤはピッカピカ☆お父さんの、ランプへの愛着を感じる仕事です。

IMG_20130912_053514.jpg

おはようございます。
今朝は真っ赤な太陽が、のぼってきました。
お天気は傘マークがでていますが、平和な一日を祈って今日のはじまりです。

DSC_0569.jpg DSC_0570.jpg DSC_0571.jpg

昨年、あるきっかけで訪れた山小屋で出会った友人が、会いに来てくれました。その豊かな人柄で、小屋にもあたたかい時間をもたらしてくれました。本当にありがとう。

DSC_0572.jpg

小屋にハーモニカと山の歌が響いた昨晩のお茶会。知らない歌が多かったけれど、不思議とすべてが懐かしく思えました。

IMG00873.jpg

道しるべの会。船窪小屋を支えてくれているボランティアの会。その中の一人おさんぽ隊長さん。とにかくこの人は、山を愛し、小屋を愛し、お父さん・お母さんを愛し…とにかく働き者だ。ボランティアさん方は、それぞれ自分の出来ることを、自分の休みを利用して、ここ船窪に来てくれている。このおさんぽ隊長は、毎週のように七倉尾根を登って来ては、針ノ木谷・不動岳・北葛方面へ足を運び草刈りを中心に登山道の整備に行ってくれている。ひがえり、ビバーク何のそのの山の変態だ。本当に感謝です。たまに皿洗いもしてもらいますが。先週の土曜も、不動岳へ草刈り、翌日やり残した船窪第2ピーク周辺をやり下山、抜群の体力と、足で里に下りていきました。初日の不動は、付いていき一緒に作業を行いましたが、雨。翌日の第2ピークまでは、おさんぽ隊長1人で…これも雨。ふと、思いましたけど雨男ですか?こんなかたが船窪に来てくれているので、周辺の登山道は維持されています。

IMG_20130910_060158.jpg

おはようございます。今朝もとっても冷え込みました。
昨日はお外のテーブルがうっすら凍っていました。
芸能的な秋空です!

DSC_0564.jpg

今朝は晴れて雲海が素晴らしいです!

IMG_20130908_145443.jpg IMG_20130908_170317.jpg IMG_20130908_170919.jpg IMG_20130908_171809.jpg IMG_20130908_181550.jpg

今晩は☆今日は日曜日でしたが、予約がゼロ。なかなかこんな日もないですね。
そんな日でしたが、私たちはそわそわ落ちつきません。
そう、今日は山旅にでかけていたお母さんが七倉尾根から無事に帰ってきました!
お母さん!お帰りなさ〜い。お茶を手渡す私。なかなかない場面です。
そしてゼロだったはずのお客様、なんと19才から24才の若者がやってきました。なかなかこんな日もないですねえ。
お母さんを待ちわびていたお父さんホンノリ頬を赤らめ、窓から手を振る姿。これもなかなか見れないシーンでした。
久しぶりにお母さんを囲んでの夕食。さて、囲炉裏ではあのキノコが炭火で焼かれましたよ。
なかなかないこと満載の平和な日曜日。
あかね色の空がじーんと心に染みました。

(じゅんちゃさんの原稿を塩ちゃん代理投稿)

 

先日播いた牧大根が芽を出してきた。毎年船窪小屋の母さんが小屋を閉め下山後、大根を漬け翌年の小屋開け時の荷揚げの際、船窪小屋にあがる。
これから、種をたくさん播いて芽が出ているのである程度大きくなってきたら疎抜き、適当な間隔を保つようにし大きく育つようにする。

 

rimg0050

 

rimg0051