船窪小屋下の廊下登山教室に参加して
最年少で参加された「のりちゃん嬢」が寄稿してくれました。
のりちゃんの「船窪小屋・下の廊下登山教室」
今回、念願叶って参加させていただき、下の廊下を歩くことができました。
お母さんにお電話したその日から、
高所恐怖症なのに大丈夫かな?とか、他の皆さんに迷惑かけないかな?と
緊張が始まっていましたが、歩いてみると思っていたより恐怖心はありませんでした。
ただ、、、揺れる吊り橋は足がすくんでしまい、苦手でした。
それでも安心して楽しく歩けたのは
隊長やリーダー、経験豊富な皆さんとご一緒だったからだと思います。
黒部ダムから阿曾原温泉小屋までの1日は
歩いても歩いても紅葉の眺めが続き、とても見事でした。
実際は足下を見ている時間の方が遥かに多かったと思いますが、
立ち止まっては見る景色に、黒部の山の奥深さを感じました。
同時に、このような道を作った先人の力のすごさを
感じずにはいられませんでした。
(針の木古道、昨年歩かせていただきました。
復活、整備されている船窪小屋の皆さんに頭が下がります。)
阿曾原の露天風呂は雨の中、入りましたが
湯加減もちょうど良く、とても気持ち良かったです。
脱衣所が、熱風が流れてくるトンネルの中なのは驚きました。
夕食のカレーはおかわりするくらい美味しくいただきました。
夜になると雨が激しくなり、雨よく降ってますねぇ、とあっちこっちから聞こえ、
私も「明朝、奇跡的に雨止んだらいいのにな」と願っていましたが
2日目はやはり雨の1日でした。
いつもだと山の雨は憂鬱ですが
不思議と気持ちは高揚していたように思います。
滑りそうな木の梯子や石、増水した沢、長いトンネルを
全員無事歩ききり、欅平に着いた時はホッとして嬉しかったです。
でもこれで船窪小屋登山教室が終わりかと思うと、
ちょっと寂しいような気持ちでもありました。
私事ですが、小さい頃、富山出身の母(登山はしたことがないそうです)から
「宇奈月温泉というところの奥に、人が1人やっと通れるくらいの断崖絶壁の道があって、、、」と
何度か話を聞いたことがあり、
幼いながらに、どんなとこなんだろうと想像していた記憶があります。
それが下の廊下のことだと分かったのは数年前、
山を登るようになってからで、
行けるようになるにはまだまだ先の話、と思っていました。
今回このような機会に行くことができ、
船窪小屋のお父さん、お母さんに感謝しています。
人見知りなのもあり、参加された皆さんと全員お話できませんでしたが
船窪小屋はもちろん、どこかの山でもお会いすることがあれば嬉しいです。
下の廊下の思い出話、したいです。
沢山の荷物を背負って歩く「のりちゃん」旧日電歩道
つり橋をやっとの思いで渡り終えた「のりちゃん」です
やっとの思いでつり橋を渡った「のりちゃん」
トロッコ電車の中で・・・
こんな小さな子供さんもお父さんと、下の廊下を登ってきました。
お父さんと命綱で結ばれています。
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