北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

9月17日(木)晴 8度

森林官3名は国有林野を借り受けたものが、いかに借地を活用し決められた範囲を使っているか、見回ることが大きな仕事の一つのようです。
小型の最新式測定器をいつも携帯しているとか。以前映画で見た「点の記」の機器では考えられなかったような小さな器具を腰のベルトから出して境の杭から杭を測っています。「35年前に建てられたというこの建物はよく測定されていますね。優秀な森林官が居られたんでしょうね」としきりに先輩の正しい観測に感心していました。
彼らはゆっくりとお茶を飲み、歓談してから七倉登山口に向けて下山しました。快晴の空はどこまでも続き、鳥居さんと登って来た浩輝君を喜ばせています。
「このまま小屋にいたいですねえ」という鳥居さんは明日から学校へ行くという浩輝君をつれて下山しました。
森林官が帰った後北東の空を見上げていた鳥居さんが「お母さんチョウゲンボウかな」と指差す方向、天空に翼を広げて大小10羽の鳥影が悠々と飛んでいます。
10羽以上を見たのは初めてです。大家族となったチョウゲンボウはどこへ行くのでしょう。天空を30分ほど旋回して南の空に消えていきました。


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