北アルプス ランプの山小屋 船窪小屋

テント山行記 田辺紫野

日程 8月19日~27日
持って行った食料:生米9合、ふりかけ、塩昆布、なめたけのビン、調味料(塩、佐藤、こしょう、しょうゆ、チリパウダー、ゴマ)、インスタントラーメン

8月の19日から27まで、お休みを頂き、小屋を出て、黒部湖を渡り、五色が原→スゴ乗越→太郎平→黒部五郎、野口五郎→湯俣へ下山→大町→扇沢より入山→針ノ木小屋→船窪小屋というルートで北アルプスをまわってきました。
私の登山のテーマは「修行」でしたので、テントを持参し、より厳しい条件で歩きたいと思い、キャンプしながら行こうと決めました。今回2回目の登山でいきなり初テントだったので、かなり無謀ではありましたが、道行く人に助けていただいたり、小屋の方々にお世話になったりして楽しく山のたびを続けることが出来ました。
歩いてきて感じたことは、現在の山登りは以前と比べてリスクが少なくなったということです。道は整備されているので歩きやすいですし、はっきりと標識もあるので、ちゃんと注意して歩けばほとんど人が目的地に着くことが出来ると思います。私は「道なき道をゆく」ような場所もあるかと想定し、コンパスを持っていきましたがほとんど使いませんでした。次はコンパスを駆使し、地図を読み、野生のカンを鍛えてどこまでも!というようなサバイバルな登山をしたいと思っています。(ですが、事故を起こしたら多くの人に迷惑がかかる。というのが常にあったので、歩いているときは非常に安全を重視していました。)
堅い話はさておき装備のことを。私は北アルプスを、夏の高所をナメていました。普通にコッヘルで米が炊けるとおもっていました。地上の夏キャンプを想定し、防寒着も持たず、更に夏の浜辺でキャンプする時用の寝袋を持ってきてしまったのです。(言い訳ですが、これは山道具屋の店員にだまされて買ってしまったのです。)
初日のテント泊でいきなり寒すぎて眠ることが出来ず、雨具か新聞紙を体に巻きつけましたがダメでした。私は自らの装備の不備を恨みました。
その後2~3日は運よく寝袋を借りることが出来、ちゃんと床につくことが出来たのですが、運もつき、また黒部五郎のテント場で眠れぬ夜を過ごしました。このとき近くでテントを張っていた富山県民のおじさんが、「折立まで一緒に降りて、その後車で富山市街まで送ってあげるよ。山の店で寝袋買ったほうがええわー」と言ってくれました。
あの時は本当に嬉しかったです。どうもありがとうございます。その他薬師山頂付近で強い風の吹く中、手袋をくれたおじいさん、麻生首相似の山岳ガイドの方、そして各山小屋の方々など、多くの方に情けをかけていただき、本当に感謝しております。野口五郎の小屋では、ご主人、息子さんからたくさんお酒を飲ませていただきました。針ノ木小屋では愉快な従業員の方々を楽しい時間を過ごさせていただきました。ゆかさん、私にザックの背負い方を教えてくれてありがとうございます。
山小屋の食事も各小屋さまざまでした。てんぷらは多くの小屋で出しているみたいです。山の上ではめずらしいお肉やハンバーグが出る小屋、そしてミニうどんが付いてくる小屋、などなど。味噌汁と御飯がおかわりOKなのは全小屋共通のようなので、大食いの私からするとずっと続けていただきたいシステムです。そしてそしてその中でもやはり船窪小屋の食事はかなり手が込んでいる!ということに気づきました。
アザミやヤマニンジンなどの山菜類、そしてキノコかコケモモ、クロマメ、ノウゴウイチゴなどの果実類。山にはたくさん(?)のおいしい素材が生えているのです。船窪小屋の料理はそれらを降る活用していて、山の恵みをおいしく頂くことが出来るのです。(例えば、山菜のてんぷらはもちろん、キノコ入り味噌汁やコケモモ入りのゼリーなど。)そして、煮物、サラダから揚げ物に至るまで、既製品に頼らず、ほとんど手作りしている所もすごいことなんだ!と山をぐるり回ってきて実感したのでした。料理上手のお母さんの味を、みなさま是非味わいにに来て下さい!

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